ごまの栄養学
2026.04.24管理栄養士 小島まきさんが解説!
「フレイル」という言葉をご存知でしょうか?
一般社団法人 日本老年医学会が2014年に提唱した概念で、加齢とともに心身の活力が低下し、“健康な状態”と“日常生活でサポートが必要な介護状態”の中間を意味します。
このフレイルに早く気付き、適切な治療や予防をすることで要介護状態に進まずにすむ可能性があるのです。そして、フレイル予防には、適度な運動と良質なタンパク質を取ることが効果的といわれています。
そこで、強い味方になるのが「ごま」。
ごまは筋肉の構築や修復に必要な必須アミノ酸を含む良質なタンパク質を含んでいます。また、ごまに含まれるセサミンとセサモリンは抗酸化作用や抗炎症作用があり、筋肉量の減少を防ぎます。さらに、ごまにはカルシウム、マグネシウム、亜鉛、ビタミンB群などのミネラルやビタミンが豊富に含まれており、これらは骨密度の維持や免疫機能の向上に役立ちます。
タンパク質と一緒に
豆腐や味噌、納豆、肉、魚などのタンパク質を多く含む食材とごまを組み合わせて食べることで、よりいっそうフレイル予防の効果が期待できます。積極的に日常の食事に取り入れましょう。
自身のアレルギー体験から「安全な食」に対して興味を持ち、大学卒業後に管理栄養士の資格を取得。2006年より「旬の食材を、それぞれの体質に合わせて」をコンセプトに移動台所「茶豆」として、アレルギー対応のおかずデリバリーをメインとした活動を開始する。近年はラジオ番組への出演やレシピ執筆、料理教室の開催など、「食」に関する幅広い活動を行いながら、美味しく食べて健康に暮らせる家庭料理の普及を目指しています。